wacchoz’s note

プログラミングとか数学について

2012-01-01から1年間の記事一覧

スキニングの話(3)

次はDual Quaternionを使ったスキニング手法。Ladislav Kavan et al.,2008, Geometric skinning with approximate dual quaternion blending, ACM Trans. Graph. 27, 4, 105.Quaternionは回転しか表せず、平行移動は表せないのがとっても不満です。 Dual Qua…

スキニングの話(2)

Linear Blend Skinningでしばしばおかしな変形を目にすることになる。 一例を図に示す。 (Ladislav Kavan et al.,Geometric Skinning with Approximate Dual Quaternion Blendingより引用)頂点はとから50%ずつ影響されているとする。 ボーンアニメーション…

スキニングの話(1)

どうせ暇だしスキニングについて書いてみる。 スキニングとは3Dアニメーションで使われる手法で、ポリゴン内部にボーンを仕込んでおき、ボーンを動かすことでポリゴンを変形させる手法である。 骨格構造はジョイント(関節)の集合である。 そしてジョイント…

Quaternionと回転の話

どうせ暇だしQuaternionについてまとめてみる。 Quaternion(クォータニオン)は3次元グラフィクス分野でよく出てくるツールである。 もともとはHamiltonによって考案された概念で、複素数の自然な拡張となっている。 単位複素数がGauss平面上での回転を表…

某女の子が歌ったり踊ったりするゲームの何か

Standing on the shoulders of giants 2年以上前に書いてたプログラムの在庫整理。とりあえずはモデルの表示まで。かつてOpenGLバージョンとDirectXバージョンを作ったけど、今回はOpenGLバージョンを整理。整理というほどは整理できてないんだけど。。。 …

DTAM論文を読んでみた

どうせ暇だしDTAM論文を読んでみます。 結構むずかしいです・・・ 画像処理は専門ではなくて趣味で読んでるだけなので、適当なことを書いてるかもしれないがそのつもりで。 Richard A. Newcombe, Steven J. Lovegrove and Andrew J. Davison. DTAM: Dense Tr…

【PTAM(3/3)】 PTAMでの影

前回のプログラムでは影が描画されないのがイマイチと思った人もいるかもしれない。 ステンシルバッファを使った平面投影シャドウを使ってみる。ARDriver.cc の MakeFrameBuffer() を以下に差し替えて、ステンシルバッファを使えるようにする。 void ARDrive…

【PTAM(2/3)】 PTAMにモデル描画

PTAMに目玉ではなく自分でモデルを描画してみよう。変更するファイルはEyeGame.ccだ。 void EyeGame::DrawStuff(Vector v3CameraPos) の中に描画するコードを書けばいい。とりあえず for(int i=0; i から glDisable(GL_TEXTURE_2D); はコメントアウトしてお…

【PTAM(1/3)】 PTAMコンパイル

PTAMを入れたパソコンがぶっ壊れてからだいぶ長い時間がたつが、超久々に再度コンパイルしてみた。前回やったときは資料も少なくて苦労して丸1日かかりました。 今からやる人も少ないだろうが、備忘録として残しておく。 今回はこのページを参考に。 マーカ…